【閲覧注意】廃棄プラスチックが増えるほど、野生の生き物が減っていく。
以前、タバコの吸い殻を海に捨てるとどうなるのかについて記事にしました。
こちらから見てもらうと理解が深まると思うので、覗いてみてください。
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最近ではコロナ渦で人々の外出が減り、たった二ヶ月ほどの期間で川や海の水質が改善されているというニュースを見かけるようになりましたよね。
この結果から、人間がいかに毎分毎秒地球に負担をかけていたかがわかります。
この流れが続けば自然環境があるべき元の姿に戻っていきます。経済活動が復活しても以前ほど地球に負担をかけない生活様式を見つけていかなければならないですよね。
今回のテーマは、プラスチックごみと野生(海洋)動物について。
道端や海に捨てられるプラスチックごみは、水質を汚染し、野生動物の命を奪っています。
文章で長々とプラスチックごみが野生動物に与える悪影響を説明してもよく伝わらないと思ったので、今回は胸が痛む写真と共にお伝えしていきます。
※閲覧注意 ショッキングな写真も含まれています。
何気なく捨てているゴミが生物の命を奪う
スーパーでよく見る野菜が入ったプラスチック製のネットや、セット缶ビールについているゴムバンド、割れて鋭利になったストローやビニール袋。
こういったものは道端や海にそのまま捨てられると、野生動物にとっては命取りの凶器となります。
写真で見ていきましょう。
フリスビーのようにも見える円形のプラスチックが、首から取れずに窒息死してしまったアザラシ。
プラスチックゴミが首に巻きついたことで多くの傷跡が残るゾウアザラシ。細い紐がキツく巻きついて残っています。
プラスチックゴミに頭が入り込んでしまった海鳥。こうなると何も食べることができずに餓死してしまいます。
ビニール袋がまるで洋服のように体にまとわりついています。彼らは手足を人間のように使えないので、自分で取り除くことはほぼ不可能です。
ゴミを食べたことで餓死してしまった鳥。プラスチックは消化できないので、胃に残ります。それで満腹感を覚えているため、お腹が空いていることに気づかずに何も食べないまま餓死してしまうのです。
クジラの腸から摘出されたビニール袋。このような大量のゴミを誤って口にし、それが消化器官に詰まって病気になったり、そのまま死に至ることもあります。
人間にとっては小さすぎて危険など一切感じないような輪ゴムでも、小さな魚にとっては命取りです。
漁業ゴミは多くの海洋生物に絡みつき、命を奪います。酸素を必要とするカメのような生き物が海中でゴミに捕らえらると、身動きが取れないために溺死してしまいます。
風船の紐が首に巻きつき、窒息死したまま吊り下がっている海鳥。こんなにちっぽけで軽いビニール紐が、命を奪う凶器となります。
私たちができること
写真を見ただけで、いかにプラスチックゴミが野生動物にとって危険なものかがわかると思います。そして少なからず衝撃と胸の痛みを覚えたかと思います。
私たちができることはまず、写真を見たこの衝撃と痛みを忘れずに生活することが一番大切かと思います。
そして毎日の生活でできるだけゴミを減らす心がけをしましょう。
使い捨てストロー・スプーン・フォーク、そしてペットボトルやビニール袋。これらはすでに再利用可能な商品としてたくさん世に出回っています。
マイボトルやマイストロー、エコバックなどを持ち歩くのはめんどうくさいかもしれません。
でも、その小さなめんどうが、生き物の命を救います。
これからは人間が出したゴミによって命が奪われる生き物が、少しずつでも減少していけば良いなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました:)